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[健康や薬に関する豆知識]抗原検査とは 新型コロナウイルス感染症

すでにご存じの方や、実際に検査された方も多くなってきたと思いますが、改めて抗原検査(抗原定性検査)に関してご紹介させていただきます。

抗原検査はウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原)の有無を確認する検査です。簡単に表現すると、そこにコロナウイルスがいるかいないかを調べるテストになります。

検査方法は、流しそうめんをイメージしていただければわかりやすいかと思います。流れてくるそうめん(抗原)を、お箸を持っている人(抗体)がキャッチして、「そうめん獲ったぞー!」と知らせてくれる検査です。このお箸を持っている人(抗体)はそうめん(抗原)以外は獲りません。空から落っこちてきた葉っぱや、おいしそうなお菓子が流れてきても、見向きもしません。そうめん(抗原)だけキャッチして、獲ったことを教えてくれます。

 抗原検査はそうめん(抗原)を持ってきて上流から流すだけなので、検査時間も15分~30分程度と短くすみます。今すぐ感染の有無を確認したい人にはうってつけの方法です。

ただ、そうめん(抗原)の量が少ないと、そうめんを獲った人(抗体)の「獲ったぞー!」という声が小さすぎて気づかない場合があります(偽陰性)。誤って陰性という結果が出ないためにも、検体の取り方など注意していただくポイントがあります。初めてお使いの方は、必ず説明を受けてから使うようにしましょう。